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連日の暑い日。天気予報を見るたびに、涼しいところへ逃げ出したくなります。
そういえば、鳥たちも同じではないでしょうか。
「涼しい場所には、きっと鳥がたくさんいるはず」
こんにちは、イソヒヨノートのハルです。
今回は、8月11日に出かけた奈良県・大台ヶ原の探鳥記をお届けします。
⛰ 気温23度、半袖では肌寒い森
早起きして車を走らせ、向かったのは奈良県吉野郡の大台ヶ原ビジターセンター。
駐車場でもう標高1,572メートルです。最高峰の日出ヶ岳は1,695メートル。
探鳥スタートは9時30分。中道を歩きます。
気温は23度。半袖では肌寒いくらいでした。
Tシャツの上に薄手の長袖シャツとレインウエアをはおって、ちょうどいい。ひんやりした空気が、なんともさわやかです。

ふもとの猛暑が、うそのようです。
登山道には注意書きが出ていました。

最近、親子のクマが何度も目撃されているとのこと。
クマスプレーを持ち、クマ鈴をつけて歩き出しました。
野鳥撮影のマナーを呼びかける看板もあります。

スマホで鳴き声を流さない。エサをまかない。巣に近づかない。歩道から外れない。
探鳥するときに、心にとめておきたいことばかりです。
♪ 沢の音の向こうに、木を登る鳥
森を進んでいくと、川のせせらぎが聞こえてきました。

水の音が加わるだけで、空気がいっそう涼しく感じます。避暑地に来たみたいです。
橋の近くには、カメラマンさんが10人ほど。
みなさんの双眼鏡が向いているほうを見ると、木の幹をするすると登っていく鳥がいました。
体の色は、樹皮とそっくりです。
キバシリでした。

漢字では「木走」と書きます。木の幹を走り回るような動きが、そのまま名前になったそうです。
大きさは11〜15センチほど。スズメより少し小さくて、体は細身。オスもメスも同じ色をしています。

キバシリ、この日が初めての出会いでした。
亜高山帯の針葉樹林にすむ鳥なので、ふだん行く公園では会えません。
いきなりの初対面に、朝から気持ちが上がりました。
✨ 頭から降りてくる、ゴジュウカラの運動会
近くの木で、もう一種類、軽やかに動く鳥がいます。
ゴジュウカラです。

青みがかったグレーのマントに、黒い過眼線。過眼線とは、くちばしの付け根から目を横切る線のことです。
しばらく見ていると、ゴジュウカラがあちこちにいます。
下から上へ素早く走り、ちょんちょんと飛び移り、また別の幹へ。

おもしろいのは、頭を下にしたまま幹を降りられること。
キツツキにもできない、ゴジュウカラだけの得意技です。
ゴジュウカラの名前の由来やシジュウカラとのちがいは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
▶ シジュウカラの鳴き声一覧|ツピーツピーの意味・オスメスの見分け方
キバシリとゴジュウカラが、上へ下へ。まるで運動会を見ているようでした。
ゴジュウカラは、2026年8月徳島県の剣山でも見ました。涼しいところにいるんですね。
☘ カメラマンさんの立ち位置が、探鳥のヒント
広い森では、どこに鳥がいるのか、なかなか見つけられません。
でも、カメラマンさんが立ち止まっている場所がいくつかあります。
それが、いちばんのヒントになりました。
「ニーニー」という声を追うと、ヤマガラ。ハシブトガラスの声も届きます。
葉の隙間には、ヒガラもいました。
枝から枝へ、とにかくすばしっこい。全長11センチほどで、日本のカラ類ではいちばん小さな鳥です。
白と黒とグレーの体で、喉は黒。頭には短い冠羽があります。
見つけたと思ったら、あっという間に飛び去ってしまいました。
木の奥から「ジャー」という声。カケスです。カケスはユニークな見た目で、声が聞こえたら嬉しくなります。
木から木へゆっくり移動したあと、近くの枝に着地してくれました。

シャッターチャンスです。全身が見えるように、ポーズまで取ってくれました。
目をぱちくりさせて、なんとも愛嬌のある表情。青と白と黒の模様も、きれいに見えました。
歩き始めたころは、鳥の声すら聞こえませんでした。
でも、沢の近くで立ち止まって待っていると、少しずつ鳥の影が見えてくる。
探鳥は、歩くことより待つことなのかもしれません。
⭐ もしゃもしゃの茂みに、橙色のコマドリ
キバシリとゴジュウカラをたっぷり楽しんで、Uターン。
視界の開けた場所に出ると、ここにもカメラマンさんが10人ほど集まっていました。
どうやらコマドリがいるようです。
見わたすと、もしゃもしゃとした茂み。いかにもコマドリが好きそうな場所です。

探していると、いました。きれいな橙色のコマドリが一羽。

まわりのカメラマンさんも、一斉にシャッターを切っています。
褐色のメスなら、大阪城公園で見たことがありました。
でも、あざやかな橙色のオスは、この日が初めてです。

コマドリは夏鳥。全長13.5〜14.5センチほどで、ササなどの下草が茂った亜高山帯の林で繁殖します。
ウグイス、オオルリと並ぶ日本三鳴鳥のひとつ。
さえずりが馬(駒)のいななきに似ていることから、「駒鳥」という名前になりました。
「ヒンカラカラ」と鳴きます。
大台ヶ原にはコマドリがいるらしい、という話は小耳にはさんだことがありました。
まさか本当に会えるとは。大満足の一日でした。
✅ 今日のまとめ
探鳥時間:180分(9時30分スタート)
姿を見た鳥:8種
キバシリ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、カケス、コマドリ、エナガ、コガラ
声のみを聞いた鳥:2種
ハシブトガラス、ウグイス
大台ヶ原に来たのは、これで3回目です。
これまではほとんど声ばかりで、姿はなかなか見られませんでした。

それが今回は、キバシリが初めまして。コマドリのオスも初めまして。
真夏の探鳥はつらいものだと思い込んでいましたが、標高を上げれば別なんですね。
ふもとが暑い日でも、ここは23度。鳥たちは涼しい森で、元気に動いていました。
暑さで探鳥をあきらめている方は、思いきって山の上へ。
クマ対策と、はおりものをお忘れなく。
※記事の構成や表現の整理にAIを活用していますが、観察記録と写真はすべて自分たちで撮影・記録したものです。
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