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朝からセミの大合唱。予報では、お昼過ぎには36度まで上がるようです。
こんな日に、鳥は出てきてくれるのでしょうか。
「暑すぎて、あまりいないかな」
そう思いながらも、7月25日、奈良の馬見丘陵公園へ向かいました。
こんにちは、イソヒヨノートのハルです。
今回は、真夏の公園で出会った鳥たちの探鳥記をお届けします。
☀ 朝7時半、セミの声だけが響く公園
早めの7時30分、中央駐車場から探鳥スタート。こんな時間から、もうセミの大合唱です。
耳をすませても、聞こえてくるのはセミの声だけ。正直、すこしひるみました。
それでも歩き出せば、景色は動きます。朝早くからウオーキングやランニングを楽しむ人たち。みんな、暑くなる前の時間を上手に使っているんですね。
✨ 低いところを移動する、カラス
スズメがちらちらと飛んでいます。ハシブトガラスやハシボソガラスも何羽か、あちらこちらに。
でも、カラスたちはいつもと様子が違いました。高い木の上ではなく、低いくいから低い枝へと移っていくんです。
このカラスはまだ子どもなのでしょうか。いっしょにいるのは、兄弟なのかもしれません。
✿ 静まりかえった下池に、アオサギが一羽
下池をのぞくと、静寂でした。
夏に居残る水鳥たちの姿もありません。セミの声だけが響き渡ります。
ところが、池のほとりに一羽いました。アオサギです。

身動きひとつせず、じーっとしています。魚を狙っているようにも見えません。
何をしているのでしょうか。何か考えているのでしょうか。
しばらく見ていましたが、まったく動きませんでした。この暑さの中で、あの立ち姿。なんだか勝てないな、と思いました。
鳥には汗をかく仕組みがないそうです。人のように汗で体を冷やせないので、暑いときは口を開けて浅い呼吸をくり返します。気道から水分を蒸発させて、熱を逃がすんです。犬がハッハッと息をするのと似た方法ですね。
翼を体から少し浮かせてわきの下の熱を逃がしたり、羽毛のない足から放熱したりもします。鳥の体温はもともと40〜42度ほどと高く、そのぶん暑さそのものには意外と強いといわれています。
日なたを避けて木陰でじっとしているのも、体温を上げないための立派な作戦。あのアオサギも、暑さをやりすごしている途中だったのかもしれません。
そう思うと、真夏の探鳥で「鳥がいない」と感じるのは当たり前のことなんですね。鳥たちは、いないのではなく、涼しいところで静かにしているだけなのです。
と、上のほうから「ホーホケキョ」。ウグイスです。
こんなに暑いのに、がんばってさえずっているんですね。ただ、気のせいか、2週間前に来たときより声が小さく、元気がないように聞こえました。
出会った鳥のことを、もっと知りたくなったら
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▶ 野鳥図鑑インデックス|関西で出会える野鳥を色から探す
❤ 木陰のヤマガラ、地面のホオジロ
朝からむっとした暑さですが、木陰に入ると涼しい風が通ります。
その風といっしょに、ツバメが数羽、素早く飛んでいきました。
涼しそうな道を選んで進みます。別所下古墳のあたりで、低木の根元が動きました。

急いで双眼鏡をのぞくと、ヤマガラです。地面に下りてちょこちょこ移動したり、木の枝に上がったり。ずいぶん忙しそうです。
▶ 同じカラ類のシジュウカラは、こちらで詳しく:シジュウカラの鳴き声一覧|ツピーツピーの意味・オスメスの見分け方
さらに進むと、草の生えた地面に数羽のホオジロ。
地面に、おいしいエサがあるのでしょうか。数羽まとまって飛び立って、また降り立って、うろうろする。その姿をしばらく観察しました。

ホオジロは地上でもよくエサを探します。草の実や種、虫も食べます。
暑い日は、鳥も日なたの高い枝より、涼しい地面や木陰を選ぶのかもしれません。
♪ ムクドリ、ムクドリ、ムクドリ
上池には水鳥の姿もなく、静かな水面が広がっていました。

いっぽう、一本松古墳の周辺はにぎやかでした。
ムクドリ、ムクドリ、ムクドリ。そこらじゅう、あちこちにいます。
エノキの枝にも、地面にも。数羽のグループが、いくつもいるようです。

ムクドリは、繁殖を終える6月末ごろから群れをつくりはじめます。夏のあいだに数百羽から数千羽が集まる「夏ねぐら」ができ、秋から冬にはさらに大きな群れになります。
★ 最後は、モミジのメジロ
10時を過ぎて、暑さが本格的になってきました。
「もうそろそろ帰ろうか」——そう思っていたときでした。
木陰のモミジの中で、何かが動いています。
そーっと近づくと、メジロ。それも、何羽もいるようです。幼鳥のようでした。黄緑のモミジに、メジロ。大好きな組み合わせです。

メジロの幼鳥は、目のまわりの白い輪がまだ細く、全体の色もどこか淡くて、成鳥にくらべるとぼんやりした印象です。動きが危なっかしいぶん、観察しやすいのもうれしいところ。
この日の馬見丘陵公園は、カラスとムクドリが目立つ一日。それでも最後に、思いがけなくこどもメジロに会えました。

猛暑の日は「鳥はあまりいないだろう」とあきらめてしまいがちです。でも、早朝の時間と木陰を選べば、ちゃんと会える鳥がいます。
★ 今日のまとめ
観察数14種/観察時間150分
姿を見た鳥:メジロ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、ホオジロ、ヤマガラ、ツバメ、アオサギ、エナガ、ダイサギ、キジバト、シジュウカラ
声だけ聞いた鳥:ウグイス
※記事の構成や表現の整理にAIを活用していますが、観察記録と写真はすべて自分たちで撮影・記録したものです。
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