2026.7.25 猛暑日の馬見丘陵公園、野鳥たちはどこにいる?

観察日記

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朝からセミの大合唱。予報では、お昼過ぎには36度まで上がるようです。

こんな日に、鳥は出てきてくれるのでしょうか。

「暑すぎて、あまりいないかな」

そう思いながらも、7月25日、奈良の馬見丘陵公園へ向かいました。

こんにちは、イソヒヨノートのハルです。

今回は、真夏の公園で出会った鳥たちの探鳥記をお届けします。

☀ 朝7時半、セミの声だけが響く公園

早めの7時30分、中央駐車場から探鳥スタート。こんな時間から、もうセミの大合唱です。

耳をすませても、聞こえてくるのはセミの声だけ。正直、すこしひるみました。

それでも歩き出せば、景色は動きます。朝早くからウオーキングやランニングを楽しむ人たち。みんな、暑くなる前の時間を上手に使っているんですね。

✨ 低いところを移動する、カラス

スズメがちらちらと飛んでいます。ハシブトガラスやハシボソガラスも何羽か、あちらこちらに。

でも、カラスたちはいつもと様子が違いました。高い木の上ではなく、低いくいから低い枝へと移っていくんです。

このカラスはまだ子どもなのでしょうか。いっしょにいるのは、兄弟なのかもしれません。

✿ 静まりかえった下池に、アオサギが一羽

下池をのぞくと、静寂でした。

夏に居残る水鳥たちの姿もありません。セミの声だけが響き渡ります。

ところが、池のほとりに一羽いました。アオサギです。

静かな下池のほとりでじっと立つアオサギ

身動きひとつせず、じーっとしています。魚を狙っているようにも見えません。

何をしているのでしょうか。何か考えているのでしょうか。

しばらく見ていましたが、まったく動きませんでした。この暑さの中で、あの立ち姿。なんだか勝てないな、と思いました。

鳥には汗をかく仕組みがないそうです。人のように汗で体を冷やせないので、暑いときは口を開けて浅い呼吸をくり返します。気道から水分を蒸発させて、熱を逃がすんです。犬がハッハッと息をするのと似た方法ですね。

翼を体から少し浮かせてわきの下の熱を逃がしたり、羽毛のない足から放熱したりもします。鳥の体温はもともと40〜42度ほどと高く、そのぶん暑さそのものには意外と強いといわれています。

日なたを避けて木陰でじっとしているのも、体温を上げないための立派な作戦。あのアオサギも、暑さをやりすごしている途中だったのかもしれません。

そう思うと、真夏の探鳥で「鳥がいない」と感じるのは当たり前のことなんですね。鳥たちは、いないのではなく、涼しいところで静かにしているだけなのです。

と、上のほうから「ホーホケキョ」。ウグイスです。

こんなに暑いのに、がんばってさえずっているんですね。ただ、気のせいか、2週間前に来たときより声が小さく、元気がないように聞こえました。

出会った鳥のことを、もっと知りたくなったら
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❤ 木陰のヤマガラ、地面のホオジロ

朝からむっとした暑さですが、木陰に入ると涼しい風が通ります。

その風といっしょに、ツバメが数羽、素早く飛んでいきました。

涼しそうな道を選んで進みます。別所下古墳のあたりで、低木の根元が動きました。

ヤマガラが歩いていた低木の根元、馬見丘陵公園別所下古墳付近

急いで双眼鏡をのぞくと、ヤマガラです。地面に下りてちょこちょこ移動したり、木の枝に上がったり。ずいぶん忙しそうです。

▶ 同じカラ類のシジュウカラは、こちらで詳しく:シジュウカラの鳴き声一覧|ツピーツピーの意味・オスメスの見分け方

さらに進むと、草の生えた地面に数羽のホオジロ。

地面に、おいしいエサがあるのでしょうか。数羽まとまって飛び立って、また降り立って、うろうろする。その姿をしばらく観察しました。

草の生えた地面でエサを探すホオジロ

ホオジロは地上でもよくエサを探します。草の実や種、虫も食べます。

暑い日は、鳥も日なたの高い枝より、涼しい地面や木陰を選ぶのかもしれません。

♪ ムクドリ、ムクドリ、ムクドリ

上池には水鳥の姿もなく、静かな水面が広がっていました。

水鳥の姿がない真夏の上池の静かな水面

いっぽう、一本松古墳の周辺はにぎやかでした。

ムクドリ、ムクドリ、ムクドリ。そこらじゅう、あちこちにいます。

エノキの枝にも、地面にも。数羽のグループが、いくつもいるようです。

エノキの枝や地面に集まるムクドリの群れ

ムクドリは、繁殖を終える6月末ごろから群れをつくりはじめます。夏のあいだに数百羽から数千羽が集まる「夏ねぐら」ができ、秋から冬にはさらに大きな群れになります。

★ 最後は、モミジのメジロ

10時を過ぎて、暑さが本格的になってきました。

「もうそろそろ帰ろうか」——そう思っていたときでした。

木陰のモミジの中で、何かが動いています。

そーっと近づくと、メジロ。それも、何羽もいるようです。幼鳥のようでした。黄緑のモミジに、メジロ。大好きな組み合わせです。

モミジの葉のあいだにとまるメジロの幼鳥2羽

メジロの幼鳥は、目のまわりの白い輪がまだ細く、全体の色もどこか淡くて、成鳥にくらべるとぼんやりした印象です。動きが危なっかしいぶん、観察しやすいのもうれしいところ。

この日の馬見丘陵公園は、カラスとムクドリが目立つ一日。それでも最後に、思いがけなくこどもメジロに会えました。

黄緑のモミジの枝にとまるメジロの幼鳥

猛暑の日は「鳥はあまりいないだろう」とあきらめてしまいがちです。でも、早朝の時間と木陰を選べば、ちゃんと会える鳥がいます。

★ 今日のまとめ

観察数14種/観察時間150分

姿を見た鳥:メジロ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、ホオジロ、ヤマガラ、ツバメ、アオサギ、エナガ、ダイサギ、キジバト、シジュウカラ

声だけ聞いた鳥:ウグイス

※記事の構成や表現の整理にAIを活用していますが、観察記録と写真はすべて自分たちで撮影・記録したものです。

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