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冬、公園の池を眺めていると、あちこちにカモがぷかぷかと浮かんでいます。
のんびりした光景が好きで、冬のお散歩ルートに組み込んでいた方も多いのではないでしょうか。
でも5月になると、あれだけいたカモたちが、いない。
「あれ? どこへ行ったんだろう?」
こんにちは、イソヒヨノートのハルです。
今回は、池からカモが消える理由と、カモたちの意外な素顔をご紹介します。
��� 冬の池のカモは、シベリアから来た旅人だった
カモの多くは、繁殖地であるシベリアや北海道などから、毎年10月ごろ日本に渡ってきます。
いわゆる「冬鳥」です。
10月から4月ごろまで公園の池や川で過ごし、春が近づくと繁殖のためにまた北へ帰っていきます。
だから4月中旬を過ぎると、だんだん数が減りはじめ、5月にはほとんど姿が見えなくなる。
冬の池のにぎわいは、「日本で越冬中のカモたち」だったんですね。
知ったときは、なんだかちょっと感動しました。
実はカモの仲間には、よく知られているものだけでもマガモ・コガモ・ヒドリガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロなど、たくさんの種類がいます。
冬の間は同じ池にいくつもの種類が混在していることが多く、見比べるのもバードウォッチングの楽しみのひとつです。
✨ キンクロハジロ──冬の池の、ちょっと変わった常連
4年分の観察記録を振り返ってみると、冬鳥のカモたちが4月にはいるのに5月はほぼゼロ、という事実がくっきりと表れていました。
なかでも特に印象的だったのが「キンクロハジロ」。白黒のパンダみたいな見た目で、目が金色に光ります。
名前の由来もそのまま。「金(きん)=目の色、黒(くろ)=体の色、羽白(はじろ)=翼の白」です。
オスは白黒のツートンカラーで、後頭部にふわふわした冠羽があります。

メスは全体的に茶褐色で、こちらも目が金色。
真上から撮ったメスの写真があるのですが、丸っこいシルエットとまっすぐこちらを見上げた表情が、なんとも愛嬌があります。

泳ぎだけでなく潜水も得意で、ぽちゃんと水に潜って貝や水草をとって食べます。
潜って、また浮かんで、また潜って。見ているとつい数えてしまいます。
4年間の記録では4月に5回確認しているのに、5月は完全にゼロ。
ちゃんと北に帰ってるんですね。
��� マガモとアヒルは、じつは親戚だった
公園の池でよく見かけるカモの代表格といえば「マガモ」。
オスは頭がエメラルドグリーンに輝いていて、見た目がとてもきれいです。長距離を飛ぶ必要があるため、体型は引き締まっていてスマートです。

ところで、このマガモと私たちが親しみ深い「アヒル」には、深い関係があります。
アヒルは、マガモを何世代もかけて家畜化したもの。人間がエサをくれる環境で育ったため、体が大きく太っています。

つまり、マガモとアヒルはもともと同じ種類の鳥なんです。
品種改良を重ねた結果、白色や白黒まだら、大型化など見た目が大きく変化しましたが、祖先をたどればマガモです。
アヒルとマガモが交雑した「アイガモ(合鴨)」もよく知られています。
田んぼでイネを育てながらアイガモに虫や草を食べてもらう「アイガモ農法」は、農薬を使わないやさしい農法として話題になりました。
��� カルガモ──一年中、池にいるカモ
「カモは冬だけ?」と思っていたら、実はそうではありません。
「カルガモ」は、日本で一年中見られる数少ないカモです。
渡りをせず、日本で繁殖もする「留鳥」として知られています。
見た目は全体的に茶褐色で、くちばしの先が黄色いのが特徴。

鳴き声も「グェグェ」と大きくて、かなりよく目立ちます。
毎年ニュースになる「カルガモ親子の引越し」、あれがこのカルガモです。
お母さんカモが、生まれたばかりのヒナを連れて道路を横断したり、川を目指してよちよち歩く姿は、春の風物詩になっていますね。

実際に観察するとわかるのですが、カルガモはマガモよりひとまわり大きくて、どっしりとした体格をしています。
見た目は地味な茶褐色ですが、翼の内側には青紫に輝く羽があって、飛ぶときにちらりと見えます。
地味なようで、よく見ると発見がある鳥です。
��� 5月の池に残る水鳥たち
冬のカモたちが去った5月以降も、池には「一年中いる組」が残っています。
カルガモのほかにも、「オオバン」と「カイツブリ」が池の常連です。
オオバンはカモによく似ていますが、じつはクイナ科の鳥。全身真っ黒で、くちばしの根元から額にかけて白い額板があります。はじめて見たとき、「千と千尋の神隠し」のカオナシに似ている……と思ってしまいました。

カイツブリはカモよりひとまわり小さく、ころんとした丸い体に明るい茶色。水面をすいすい泳いで、急に潜って魚をとる姿がかわいくて、つい追いかけてしまいます。

3種のざっくりしたサイズ感はこんな感じです。
カルガモ>オオバン>カイツブリ
冬のカモたちが北へ帰った後も、池ではいろいろな鳥たちが出迎えてくれます。
季節が変わるたびに出会える鳥が変わるのも、バードウォッチングの楽しさのひとつだと思っています。
ぜひ、お散歩がてら池をのぞいてみてください。
※記事の構成や表現の整理にAIを活用していますが、観察記録と写真はすべて自分たちで撮影・記録したものです。
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